こんにちは。
神戸市長田区で内科・AGA・ED治療のクリニックを運営しております田中診療所です。
温かくなったり、寒い日になったり、この時期は服装に困りますね。
さらにこの寒暖差はEDにも影響することがあります。
今回は、この気温の差がどうEDに影響するかについてお話いたします。

 

 

自律神経への影響

寒暖差は全身の血流を司る自律神経の働きを刺激します。
特に寒冷環境では末梢が収縮し、血液が中心部へ集まりやすくなります。
陰茎への血流もこの生理的反応の影響を受け、勃起に必要な動脈血流の供給が一時的に低下することがあります。
EDクリニックでは、季節変動や日常の温度差が血管機能に与える影響を、臨床評価の一環として重視します。

 

血管の変化

寒冷は血管の収縮を強化し、NOの生合成が低下することが報告されています。
酸化ストレスが高まると内皮機能が損なわれ、血管拡張を担う一酸化窒素の生産量が減少します。
動脈硬化のリスク因子(高血圧、糖尿病、脂質異常症)があると、寒暖差に耐える血管の余裕が小さくなり、勃起不全のハードルが上がります。喫煙や肥満も血流を悪化させます。

 

 

適温を維持する

一方で適度な温熱は血管を拡張させ、血流を改善します。
家庭内の適温を保つことは陰茎に限らず全身の血管健康を支えます。
入浴は38〜40℃程度のぬるめが望ましく、急激な温度変化は避けるべきです。
運動、呼吸法、ストレス管理も血管の適応機能を整え、寒暖差による影響を緩和します。

 

 

臨床的な対応や説明

臨床面では、血管性EDのリスク要因を評価し、生活習慣の改善と併せて薬物療法を検討します。
PDE5阻害薬は勃起機能を改善しますが、寒冷・暖房の影響を受けやすい点を患者へ説明します。
禁煙・適切な飲酒量・体重管理・糖代謝の改善を日常へ取り入れ、必要に応じて血圧・血糖・脂質のコントロールを強化します。

まとめ

寒暖差は自律神経と内皮機能を介して血流に影響を与え、EDの発生・進行に関与します。
快適な室温の維持、急激な温度変化の回避、生活習慣の改善が勃起機能の回復・維持に寄与します。
個人差が大きいため、定期的な評価と治療方針の見直ししていきましょう。