薄毛に悩む男性は多くいます。
生え際が目立つようになって周りの目が気になる、昔よりも髪にボリュームがなくなったなどの、悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。

しかし、薄毛になったからといってAGAとは限りません。
今回は自分が本当にAGAなのか悩んでいる人のために、AGAの特徴や初期症状などを解説していきます。

AGAの特徴的な症状はある?

AGAの特徴的な症状の1つが、年齢に関係なく薄毛になってしまうということです。
一般的に薄毛というのは、加齢によって症状が進行するケースが多いです。
しかし、AGAは加齢だけが原因でなるものではありません。
そのため、年齢に関係なく男性であれば誰でもAGAになってしまう可能性があります。
20代や30代など、まだまだ年齢が若いにも関わらず薄毛の症状が出ている場合はAGAの可能性が高いです。

AGAは、薄毛になる箇所にも特徴があります。
薄毛といっても生え際が薄くなる、側頭部が薄くなるなど、症状は様々です。
しかし、AGAは生え際と頭頂部が薄くなりやすい脱毛症です。
そのため、頭部全体が薄くなってしまうケースはそれほどありません。
側頭部や後頭部に薄毛が目立つようであれば、AGA以外の脱毛症の可能性が考えられます。

遺伝によって受け継がれる可能性が高いというのも、AGAの特徴の1つです。
父親や母親、もしくは母方の親戚に薄毛の人が多いようであれば、自分もAGAを発症してしまう可能性が高まります。


もちろん、両親が薄毛だからといって必ずAGAになるわけではありませんが、家系に薄毛の人が多く自分も薄くなってきたと感じるのであれば、AGAを疑ったほうがよいでしょう。
AGAはそのままにするとどんどん進行してしまう脱毛症なので、心配な人はなるべく早めに対策するようにしましょう。

こんな症状が出たらAGAを疑おう!

薄毛の人でなくても、髪の毛というのは毎日抜け落ちるものです。
しかし、普段より多くの毛が抜けるようなら、AGAの可能性があります。
髪の毛には毛周期と呼ばれるヘアサイクルがあり、一定のサイクルで毛が生まれ変わっています。
成長期、退行期、休止期という3つを繰り返しているのですが、AGAになると成長期が著しく短くなってしまうのです。
毛が成長しきらないまま休止期を迎え、毛が抜け落ちてどんどん薄毛になってしまいます。
薄毛でない人でも1日に約50~100本は毛が抜けるので、この程度であれば問題ありません。しかしAGAになると通常の2倍以上の毛が抜けてしまいます。明らかに抜け毛の本数が多くなったら注意してください。

髪の毛のコシやハリがなくなってしまうのも、AGAの初期症状の1つです。
髪の毛のコシやハリというのは、主に成長期に生まれます。
AGAは成長期が短くなってしまうので、髪にコシやハリがなくなってしまうというわけです。
髪の毛にコシやハリがなくなると、ボリュームがなくなります。
抜け毛の本数が増えた上に、髪のボリュームがなくなると頭皮が見えやすくなり、より薄毛が目立ってしまいます。

髪が細く柔らかくなってきた、髪がペタンとしてボリュームがなくなってきた、そう感じたらAGAを疑ったほうがよいかもしれません。

ジヒドロテストステロンという物質が、AGAを発症させる原因の1つとされています。
DHTとも呼ばれるもので、ジヒドロテストステロンがアンドロゲンレセプターと結合すると、皮脂の分泌量が増えてしまいます。
その結果、頭皮が脂っぽくなり湿疹などの肌トラブルを起こしやすくなるのです。
頭皮がベタベタする、湿疹ができて痒みを感じる、このような症状もAGAの初期症状として現れやすいです。

AGAの症状が出た時は早めに対策をしよう!

AGAは進行性なので、そのまま放置するとどんどん症状が悪化してしまいます。
生え際や頭頂部に薄毛が目立つ、親戚に薄毛の人が多い、頭皮に痒みがあるなどの条件に当てはまる場合は、なるべく早く対策をしましょう。

AGA外来など、AGAの治療を行っている病院が増えています。
まずは専門家に相談して、自分に合った治療を行ってください。